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派遣社員のストレスチェックとその対応について

ストレスチェックとは、労働安全衛生法で定められた労働者への心理的な負担の程度を把握する為の検査である。
事業者はその結果に基づき、必要な措置を実施するが、派遣社員の場合その実施が難しくなる。

ストレスチェック制度は、その結果に応じて2つの対応方法がある。
個人対応と集団対応である。
まず、集団対応では職場環境を改善するが、派遣社員の場合は、派遣元と派遣先のそれぞれの事業者が関係しており、実際に派遣社員が働く場所を管理する派遣先の努力義務が相当であるとされている。
一方、個人対応は、高ストレスの労働者への面接指導を行った後、仕事の内容や場所について変更を検討するが、そもそも派遣契約上、仕事内容及び場所は特定されており、派遣元が一方的に変更することは困難である。
仮に契約内容を変更できるとしても、派遣先の同意が得られなければ意味がなく、派遣元としては頭を抱えることになる。

実際に派遣元の事業者が高ストレスの派遣社員の仕事内容の変更を実施することになると、派遣先と連携しながら、適切に対応することが求められる。
派遣先の同意が得られないからといって解雇したり、退職を勧奨したりすることは当然禁止されており、派遣元と派遣先事業者の日頃からの連携が、このような問題をスムーズに解決へと導くカギになるのだ。
ストレスチェックの結果によらず、お互いの状況をよく理解し合うことが、結局は職場の生産性と派遣社員のメンタルヘルスの向上へとつながるのである。
以下の【派遣社員のストレスチェック】というWebサイトには、派遣で働く人に注目し、ストレスチェック制度への理解を深める為に役立つ情報が掲載されているので、気になる方はチェックしておくとよいだろう。
by uma0928mohi | 2017-05-12 06:08

<派遣という働き方をする時の豆知識を紹介するサイト>

by uma0928mohi